
鍋物
料理の中でも、とりわけ簡単で栄養バランスも取れておいしく食べることができるものの一つに鍋料理があると思います。材料によっては安くもできますし、高級鍋にもできる応用力のある調理だと思います。鍋料理といってもその味付けや食材で人くくりにできないぐらいのものかもしれませんが鍋にだしを入れて煮込むことには変りません。各家庭や店によってもスタイルがあるのでいろいろなところで食べていろいろな作り方や味を知るのも楽しいものです。
鍋物というとすき焼きやしゃぶしゃぶ、寄せ鍋など和風のものからクラムチャウダー鍋やキムチ鍋など海外の味付けをアレンジした鍋も多くいろいろ楽しめます。また、鍋には鍋奉行という言葉があるように鍋の作り方を采配する人がでてくるように作り方にもそれぞれの特徴や思いがあります。例えばすき焼き鍋をひとつとっても関西では脂をひいて割り下を使わずに肉を炒めて野菜を入れていくような方法ですが、関東では初めから割り下を入れて煮込み始めるようです。入れる野菜もあえて入れない野菜も合ったりしてひとそれぞれなのでその鍋を囲んだ人でああでもない、こうでもないと言って、決めていくのも醍醐味です。すき焼きを例に出していますが、すき焼きに白菜を入れる、入れない、玉ねぎを入れる、入れないなど本当に人によって違います。ただ単純に春菊がきらいなので入れないでほしいという人もいます。大根を入れるといっていた人もいて驚いたこともありますし、麩をいれるとこれは何だ、初めて見たと言われたこともありました。スタイルや作り方の違いでわいわい言っている分には良いですが度が過ぎると気まずくなるのでそれぞれ適当にやるのがいいと思います。
鍋を囲むという表現があるように人と集まって食べるスタイルもコミュニケーションが取れていいと思います。また一人鍋用の鍋も売っているので一人で楽しむのも落ち着いて良いのではと思います。いろいろな作り方、食べ方が楽しめる鍋料理は日本が誇る料理ではないでしょうか。